シードル「とおあまりみっつ」等に使用した13品種のリンゴを紹介

現在クラウドファンディングにて挑戦中の商品です
https://readyfor.jp/projects/bonju


※掲載の順番は命名、品種登録、誕生年等を企画団体「梵珠のもつけんど」の基準で並べ附番しております。

No.1 【 紅玉 / こうぎょく 】

登録年:1871年命名

収穫期:10月中旬

特徴:
 外国から来た品種で日本ではかなり昔の品種です。

 酸味が強く香りもさわやかで多汁、名前の通り濃い赤色で豊産性でお菓子やりんごジュースの香り酸味付けに利用されることの多い加工に適したリンゴです。

 アップルパイを作る時にはこの品種がおすすめです!!

No.2 【陸奥 / むつ】

登録年:1949年命名

収穫期:10月下旬

特徴:
 とにかく大きい!!果汁たっぷりの癖のない品種です。

 黄色い品種だが袋をかけると鮮やかな赤色になり見た目が良いため、それを利用して絵入りリンゴにも利用されてます。

※右写真は無袋、商品(タグ)のイラストは有袋

No.3 【王林 / おうりん】

登録年: 1952年

収穫期 :10月下旬〜11月上旬 

特徴 :
 「リンゴの中の王様」という意味を込めて命名された、黄緑色の品種。甘味が強くて酸味が少なく独特のフワッとした甘い香りがあり、サクッとした軽い食感が特長です。
 青リンゴの中での生産量はNo. 1でふじに次ぐ生産量を誇る代表的な品種となってます。そのまま食べても美味しいですがジュースにしても美味しいです。

No.4 【ふじ】

登録年:1962年命名

収穫期:11月上旬

特徴:
 日本一の「ふじ」のようにとの願いが込められ命名されましたが、やがて「ふじ」は世界の主力品種として圧倒的な存在となり、今では日本一を飛び越えて生産数が世界一となっています。当園でも一番植えられています。
 酸味と甘味のバランスが良く、袋をかける有袋は長持ちで、袋をかけない無袋は太陽の光をたくさん浴びてるので「サンふじ」と呼ばれ、食味に優れています。

No.5 【ジョナゴールド】

登録年:1962年命名

収穫期:10月中下旬

特徴:

 酸味がやや強いが甘みもそこそこあり美味しいリンゴ。大きくなりやすく有袋果は見た目も良く貯蔵性もバツグン!!

 店頭にて見かける機会も多いメジャーな品種です。

No.6 【4-23 / よんのにじゅうさん】

登録年:1975年誕生

収穫期:11月上旬

特徴:

 甘味が強く、酸味が控えめで独特な風味!味も濃厚で抜群に美味しいリンゴです!!
 赤黒く濃い見た目が特徴で、皮をむいても果肉に筋状の赤色がついています。

 美味しく着色、手入れがしやすいリンゴですが、つる割れなどの欠陥も多く、商品になりにくいので品種名が与えられず、品種選抜の際の個体番号で呼ばれる市場には出回る機会もあまりない「幻のりんご」です!!

No.7 【ひろさきふじ】

登録年無し 1984年発見(ふじの枝変わり)

収穫時期:10月初旬

特徴:
 果色は濃赤色で、縞状に着色するが、色が濃くなると縞は目立たなくなります。

糖度が高く、食味はふじに似ているが酸味が少なめでファンが多くいます。

 ひろさきふじを収穫する時期に秋が来たなと実感します。

No.8 【シナノスイート】

登録年:1996年  

収穫時期:10月中旬

特徴:
 赤い濃い色縞状の着色、甘みが強く果汁たっぷりです。

一言、あまり早く葉を取っちゃうと着色不足になりがち、、でも初めて食べた時果汁の多さにビックリしました!

No.9 【御所川原 / ごしょがわら】

登録年:1996年

収穫時期:9月中旬

特徴:
 青森県五所川原市特産で赤い果肉のリンゴとして日本で初めて登録された希少品種です。「赤〜いりんご」と呼ばれ親しまれています。

 渋みがあり、酸味が強く、主に加工用に使用されています。

 ポリフェノールやペクチン等、栄養成分が豊富で、カルシウムがふじの3倍、アントシアニンはふじの4倍であるため、非常にポテンシャルが高く、健康向け商品の引き合いが絶えません。

No.10 【シナノゴールド】

登録年:1999年

収穫時期:10月下旬

特徴:
 外観は鮮やかな黄色で形も良好、いい物は贈答用に向いてます。食味が良く、貯蔵性に非常に優れており、無冷蔵でも春頃まで食べられます。

 一言、春になると酸味が抜けて甘みが際立ちます!私は家庭用でふじと一緒に春まで食べてるリンゴです。カレーに入れたりもしてます。

No.11 【昴林 / こうりん】

登録年無し 2004年研究報告に登場

収穫時期:10月上旬

特徴:
 紅色縞状不規則に着色、多汁で硬く蜜が入ります。
 福島県の農園で発見されましたが来歴ははっきりしていません。以前は「ふじ」と別の品種との交配種ではないかと考えられていましたが、後の遺伝子解析の結果によりますと、ふじの枝変わりから誕生したか、単為生殖によって誕生した可能性が高いそうです。

 一言、早生ふじ系の中では一番美味しいとかなんとか!

No.12【トキ】

登録年:2004年

収穫期:10月上旬

特徴:
 果汁が多く比較的甘みが強く香り、歯触り、口当たりも良好です。

 五所川原市の「土岐傳四郎」氏が育種交配したリンゴで、自身の名を品種名とした珍しい品種です。近年は海外輸出の需要も高く、特に中華圏に人気です。糖度15度以上をプレミアムトキとして台湾に輸出されています。

 糖度が高く甘い品種なのでシードルにも甘みが上手く活かされると期待されています。

No.13【栄紅 / えいこう】

登録年:2016年

収穫時期:11月上旬

特徴:
 御所川原の後継品種として五所川原市が育成した「赤〜いりんご」の2品種目で、御所川原と王林を掛け合わたリンゴです。
 親である王林の遺伝子を引き継いでいるだけあって比較的長円すい形で、甘みがあります。よって親の御所川原とは違って糖度が高く14度前後でふじと同程度であり、酸味や渋みは少なめでめで、そのバランスから生食に向いています。